プニウ。 ココナツの殻を使った楽器です。
手に持って打ち付けて使うのもありますが、今作ろうとしているのは、魚の皮を張って太鼓にした方のプニウです。
こんなの。 膝に縛り付けて叩きます。
パフ(カエケ)という、大きなドラム(ウスみたいな感じです)を左手で叩きながら、右手でプニウを叩く みたいな感じで使います。
楽器の演奏をしながらメレを歌う、ホオパア というレッスンを受けに、毎週、両国のカラニ先生のところに
お邪魔して、はや1年半過ぎ・・
毎回、たくさんの曲を教えていただいているのですが・・(^^;
ホオパア、難しい・・・です。
でも、なんというか、歌うのは昔から好きなので、楽しいです。
ハワイ語が難しくて、分からん・・ てのに、えらく手こずって、
その上、リズム感が・・イマイチ?なのか?
歳とって物覚えが悪いのか?
悪戦苦闘しながら も、学ぶことがたくさんあること、
怒涛の知識を惜しみなく教えてくださる師がいること、
意識の高いフラ仲間(なんて言えないくらい、皆さん立派な先生ですが)と共に学ばせていただけること、
本当に幸せだな〜 と思います。
感謝です。
話それましたが、
そのプニウ、「作るよね?」と先生に言われて、
いきなり、ハギ? (あ、名前忘れました。ハワイのお魚です。)の、半身の皮を渡されたのが、1ヶ月くらい前。(^^;
いや〜、もお、臭いのなんの。(笑)
電車で持って帰るの、憚られましたわ。
これが身の表側 です。写りが悪くてすみません。
結構大きな皮で、表面ザラザラしてます。(サメほどではないんですが)
それを、言われた通りに、うちに帰ってから、「皮についている魚の身を、スプーンなどで削ぎ落とし」
「板に打ち付けて天日で干せ」 ・・と、作業してたんですが
皮についている魚の身、 これが、なかなか取りきれない。
おかしい。 私が知ってるプニウの皮は、魚の血合いなんて付いてないし、
もっと削がなきゃいけないのかな・・? と
ガシガシ力を入れて、スプーンでこそげとること1時間強。
もう夜中の作業なんで、そーとー疲労困憊してます。(^^;
気がついたら、身は取れたものの、
なんだか白いふわふわした繊維が、次から次へと出てきました。(縦横斜め、走ってる繊維です)
これも、取りきれ ってことなのか・・?
かなり怪しい感じもしてきたんですが・・ 気がついたら、皮に、穴〜〜〜!!!(^^;
太鼓に張る皮に穴が空いてしまったら、もう使い物にならない・・ですよねぇ。
そんなの、素人でも分かるので、 皮削ぎ 終了・・。(^^; チーーーーン
とりあえず、そのままでは腐るので、先生の言われたように、皮を張って、夜空に干しました。
(朝には、カラッカラになってました。)
で、画像を先生に送り、メールで問い合わせたところ、
やっぱり、「やりすぎ」だったようで。 来週、持ってきなさい とのことで。
結局、穴が空いてしまったし、皮、無駄にしてしまいました・・。
また、魚の皮が手に入ったら、やり直しだそうです。(T-T)
こんなに穴が空いてしまいました。 力加減が難しい・・。
身を削ぎ落とした皮は、確か何か薬剤?で、なめす?んですよね?
太鼓の皮 などには無知なので、その先の作業は、よくわからないのですが。
また、こちらの作業は、オアズケです。(^^;
でもって、先週、
今度は、ココナツ(ストロー刺さってました。)渡され、「まず、飲め」と。(^^;
健康に良さそうな、びみょ〜な味のココナツウォーターをお腹いっぱいに飲み干し、
先生が、マジックで線を引いて、「ここでココナツの殻を二つに切ってこい」と。
(初登場、カラニ先生です)
ノコギリで二つに割り、外側のケバケバを鉄ヤスリの荒いもので削ぎ落とすそうです。
てなことで、家に帰ってから、また深夜のノコギリ引き。(^^; 近所迷惑かも?
あまり力込めてギコギコしてたので、1週間、首こりの酷いのが抜けません・・。 困ったもんです。
で、割れました。 結構、今回は、上出来なんじゃないかと・・・。
おがくずのようなのが大量に散ってますが、中身は純白のココナツの身で、
「おおお〜〜〜!!」と声を上げてしまいました。
中の身の部分は、ナイフなど、丈夫なもので、切りアト入れてから、テコの原理で
ひっぺがしました。
これも、えらい力が要りました。
口に入れると、「あ〜 ココナツだわ」 と、私の大好きなココナツの味。
でも、甘みはほとんどないし、水分もないので、う〜ん。 油で炒るとかしたら美味しいかなぁ。
子供らには、不評でした。
身を取るのに疲れ果て、1週間、冷蔵庫の中に置きっ放しでしたが
今日、レッスンに持っていかなければいけないので、朝に全部、身をとりました。
少し乾燥した方が、取れやすい気はしました。
と、これで、ココナツの殻の方の完成です。(多分)
あと、もうちょっと、外側を磨かないといけないかもしれませんが。
魚の皮が来るまで、プニウ製作は、また一旦置いとかないと という感じです。
と、珍しい楽器、プニウについて、お伝えしました。
プニウは・・ あまり生徒さんが使うことはないかもしれませんが
昔、作った、イプ(ひょうたん)なんかは、そのうちに、フラで使うかもしれません。
既製品を買うことももちろんできますが、自分で材料を選んで、作ると、また愛情がひとしおかもしれません。
え〜、そんな、未開の島の現地人でないし〜
とか、思うかたもいるかもしれませんが(自分がそうでした)、
やってみると、面白いもので(^^;
興味のある方は、今度ぜひ、やってみましょうね。
イプヘケは、3〜4年前、横浜のワークで、ヒロ先生のところで作りました。
完璧ガテン系の作業、早朝から夜遅くまで丸2日、かかりました。
あまりの腕の痛さに、帰ってからも、腕は全く動かないし、激痛で眠れないほど。(^^;
(力入れすぎだ ってハナシもあります)
2日間のイプヘケ製作の後、なんだか楽しくなってしまって、
3日目も居座り、イプも作ってしまいました。(イプは2個目ですが)
イプは小さいので、半日もすればできました♪
その日の午後の半日は、ティーリーフ80本使っての、ティーリーフスカート(葉っぱスカートですね)作りも。
今、うちで、ケイキママさんたちに作ってもらってる、ビニール紐の「なんちゃってハウスカート」は、
この時覚えてきたやり方なんですよー。
今度は、何ができるかなぁ〜・・・。
フラやってると、色々と未知の分野に足を踏み込めて、ワクワクが止まりません♪